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ブログサイト「電気仕掛けの記憶旅」へようこそ

~本サイトは「電化の記憶(史跡)を訪ねる小さな旅」への誘いです~

このブログサイト「電気仕掛けの記憶旅」を運営するのは、電気設備工事(DEN-KOU)業界の業界紙「週刊電業特報」編集部です。

1958(昭和33)年創刊の「週刊電業特報」はこれまで、業界企業向けの情報紙として65年超、3300回以上も発行し続けてまいりました。

当然のことながら、その間に世の中の情勢は、人々の価値観も含めて大きく変化しました。

人口減少や景気の浮沈などにともない、建設投資額が徐々に減少化。建設業界は市場規模が狭くなってきただけでなく、一般的には3K職業の印象が実情以上に強くなってしまったせいなどもあってか、今も社会のインフラを支える重要な分野であるのに、人手不足に常に悩まされています。

広い意味で建設業に位置付けられている電気設備工事(DEN-KOU)業界も、建設市場の縮小に付随し、やはり慢性的な人手不足に悩まされています。

しかし、私たち現代人の日常生活全般における《電気》の重要性は進展する一方です。だから電気設備工事(DEN-KOU)の市場は今や、建設業の枠を超えて、バリエーションを日々広げつつあるというのが実情です。

事の是非はともかく、電気が安定して供給され続けなければ、私たちの日常生活は成り立ちにくくなっているのです。

そういう意味で、電化の度合いがさらに進むことか予測される現代生活&近未来生活は、電気の安定的な供給と、供給のための工事と保守を支える電気設備工事(DEN-KOU)が担っているといっても過言ではありません。

にもかかわらず、相変わらず電気設備工事(DEN-KOU)会社が人手不足に悩まされているのは、なぜなのでしょうか?

一つには大きな可能性に包まれているはずの電気設備工事(DEN-KOU)業界の実像が、意外に世に知られていないということがあると思われます。

同時に人口減少その他の理由で就活戦線は売り手市場が続いており、就活にのぞむ学生たちの間では「なにも3Kイメージの強い建設業や電気設備工事業に、わざわざ行かなくても……」というネガティブな空気が、実情以上にあることも想像に難くありません(しつこいようですが、実際はそんなに3Kじゃないのです・笑)。

そこで当サイト「電気仕掛けの記憶旅」は、電気および電化の興味深い歴史的事跡や、電気設備工事(DEN-KOU)の重要性、面白さなどが端的にわかるような事例・事象を取材して記事化。広く一般の方々や電気設備工事業界への就職を考えている若い方たちに向けてお届けすることを目的に立ち上げました。

さらには、電気に無関心な次世代にもぜひ、電気の仕事への関心を持っていただきたいとの欲張った目論見(笑)もあります。

ちなみに本サイトではしばしば「 エレクトリシャン」という言葉が出てきますが、「エレクトリシャン」は、電気設備工事に従事する電気工事士や施工管理技士、電気のよりよい使い方や技術を日夜考えている研究者など、電気に関連する職業に携わっている人々すべての総称(英語表記electrician)として使っています。

また、文中にたびたび登場するDEN-KOU(デンコウ)は当サイト独自の表現で、電気設備工事を指しています。

その「源流」は電気工事士のかつての愛称「電工さん」にありますので、当サイトでは、電気設備工事の、特に現場仕事に携わる人々をDEN-KOUさんとも呼んでいます。

当サイトでは電気・電化を支えるすべての人々(エレクトリシャン、DEN-KOUさん)へのエールとともに、電気および電気設備工事(DEN-KOU)の重要性についての楽しく面白いエピソードも、機会を見て順次ご紹介させていただきます。

そして世の方たちに電気および電気設備工事(DEN-KOU)という仕事へのご理解を、少しでも多くいただけますことを、心より願っております。